群馬県・マルエ薬局東店の松井隆良と申します。
当薬局におけるコロナ対策について、紹介したいと思います。
日本でのコロナ初感染の頃から、当薬局コロナに対する患者さんの不安の声が非常に多く聞かれるようになりました。
また、マスクや消毒液の購入を希望されるお客様も多くみられるようになりましたが、品薄で商品を提供できず、せっかく来店いただいたお客様に何も提供できずお帰りいただく状態が続き、非常に心苦しく感じたものです。
そこで、コロナ対策読本として、薬局で小冊子を作り、患者さんや商材の購入にみえられたお客様に無料配布をすることにしました。
また、手作りマスクの需要が増えてきたこともあり、3月半ば過ぎから薬局で自作マスクを作成するための型紙の配布も行っています。
こうした取り組みがどこまで、地域住民の不安を和らげることにつながっているのか、正直私も把握できていない点は否めません。
しかし、少しでも患者さん・地域住民の不安を解消するためにできることをやっていくのか薬局薬剤師の務めではないかと考えております。
ところで、この小冊子は日本で感染が初めて確認された頃に作成したもので、感染の傾向など、現在の情勢に合わないところが出てきました。
ただ、冊子をアップデートするには時間と労力が必要で、改訂版を作り終えたころには第3版が必要な情勢になるかもしれません。
それを鑑みて、現在はカード形式で新しい資料を作成しております。そこで気になるものを患者さんに持って帰ってもらった方が、情報のスピードとかかる労力を考えると適当なのかな、と今の私は考えております。
今後は患者さんの不安の声を直接拾い上げて、応えられるような仕組みづくり。そして薬局単体では解決が難しい事例についても声を集めて、できることを模索していきたいと思っています。
ちなみに今、私が一番危惧しているのが、軽度認知症患者が社会参加の機会を奪われることによって症状の進行を招かないか、という点です。行政と地域の認知症ケア専門士に問題提起はしてみました。
具体的な回答はまだないのですが、地域の困りごとを、解決できなくても一緒に困って、何とかしようと模索してみる。それも地域の医療資源として必要な態度ではないかな、私はそう考えております。
また、現在企画を考えてるのが「楽しい手洗い方法選手権」情報カードにも書いた正しい手洗いの方法、知っている人は多くても実践している人はおそらく少ないのではないでしょうか。そこで正しい手洗いを楽しく継続できるアイディアを患者さんから集めてみる…なんてことができたら楽しいのでは、そう考えております。
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松井先生
素晴らしい取り組みのご紹介ありがとうございました♪
京大SPH健康情報学薬局グループ
Ayumi KADO
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