皆様こんにちは🐥
本日のブログは薬局情報グループ広報部長の
株式会社ユヤマ学術部 森和明様から寄せられた投稿です♩
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新型コロナウイルス感染症が世界を揺るがせてもう一年を優に越えました。当たり前ですが未知の感染症に遭遇して、医療従事者の皆さん誰もが、自分の行うべきことを「エビデンス×目の前の患者さん」から手探りで見出だして奮闘して下さったのだと思っています。もちろん、薬局薬剤師さんも地域医療の第一線を護る立場として、その想いは同じはず。いつも、ありがとうございます! 私が住んでいるのは大阪府下ですが、この春以降、あの変異株を身近に感じたある経験から、薬剤師さんの新たな出番ではないか?と思い当たることがあり、こちらのブログに書いて共有したいと考えました。 それは―――義母のCOVID-19罹患に基づく家族の立場で感じたふたつのアイデア(薬剤師さんへのお願い?)です。そんなのもうやってるよ!という薬局さんには、「是非、続けて下さい‼️」としか言えませんが(笑)、そこはご了承ください。 では、いきますね。 アイデア(お願い)①;NSAIDsに注意‼️ 人にもよると思いますが「自分はコロナじゃないよね」と思いたがる方は、一定割合で存在すると思います。義母がまさにそうでした!十日間もずっと頭が痛く熱もあったにも関わらず、適宜?手持ちのNSAIDsを服用しては、「あ、少し楽になったわ。やっぱりコロナじゃ無いよね」と言い聞かせていたそうです!それを僕たちにも言ってくれていなかった。。おまけに開業医さんに行って頭痛を伝えても「コロナじゃないよ(ノー検査)」と言われて、さらにNSAIDsを出される。その事を知った妻が「それはおかしい!検査を受けないと!」と強く言って別の診療所でPCR、はい、即陽性‼️NSAIDsで一時期症状が弱まれば、「コロナじゃない!」と良いように考えたい人、これは特に一人暮らしだと、さらに高齢者だとリスキーだと強く思いました‼️ですので、薬局薬剤師さんには、地域の知ってる独居高齢患者さんの市販薬を含めたNSAIDsに目を光らせて貰えれば嬉しいなと考えたのです。 アイデア(お願い)②;パルスオキシメーターの常備 ひとくちにパルスオキシメーターといっても色んなモノがあるようですが、少々高くても良いからもちろん、医療機器として信用出来る品質のものを。数はひとつでも在庫があれば助かります。なぜかと言えば、客観的な数値で血中酸素飽和度を把握することに意義があるから。「そんなの当たり前だろ!」と言わないでください。アイデア①でもお伝えしたように、自分の状況を「何の根拠もなく大丈夫とか、軽いと思いたがる人」は一定の確率でいるのです。そうです、義母のような方(特に独居の方)です。ご存知のように第4波の大阪は医療が逼迫し始めていました(義母の入院は2021.4.15未明)。陽性者として把握してくれた保健所から電話は入るものの、容易に病院は見つかりません!そんな時でも大丈夫そうに振る舞ってしまう義母のような人は、現実の状態に反して後廻しになってしまいかねません!なので、パルスオキシメーターです。数値を把握させて事の重大さを本人にも保健所の方にも共有してもらうこと。もちろん、入院出来るまで、頻回計測してもらいます。いざ救急車‼️という時のcut off値も決めておくと少しは安心出来ます。といってもどこの家にでもパルスオキシメーターがあるわけじゃない。だから薬局でひとつでも良いから在庫があれば!と思ったのです。実際、私は義母の陽性を認識して即日、薬局で買わせてもらいその夜に持っていき、大変助かりました‼️ いま、COVID-19に対する薬剤師さんの新しい貢献が全国で展開されていますね!そうです、ワクチンをバイアルから抜く調製作業です!また一方では、ある医師の主導で「ワクチンの打ち手としての薬剤師さんを!」という署名活動も注目を集めています!私はそれぞれに素晴らしいと心の底から思っています。 その一方で、どの薬局でも今からすぐにでもCOVID-19に貢献して頂けるアイデアとして、ここに挙げたようなちょっとしたアイデア×2点を紹介させて頂きました。よかったら試みてください。「もうやってるよ」と思われた方には、「その行為はこんなにも価値があるケースがあり得る」ことをご理解下されば嬉しいです! 義母の場合は計測初回から血中酸素飽和度は90しかなく、入院後すぐの状況では既に80台に落ちていました(中等症と判定)。入院した時点でもう肺は真っ白、相当呼吸が辛くなっていたそうです。長らく声も出ないくらい。真偽の程はわからないですが、入院前にあんなに長くNSAIDsで誤魔化せたのは、ハッピーハイポキシアにでもなっていたのだろうか?と思うくらいです。退院して2週間が過ぎましたが、今でもすぐに息は切れてしまいがち。それでも初めに比べれば、随分と元気にはなってきてくれています。これには薬局でパルスオキシメーターを買えて、数値を皆が共有出来たことの貢献も間違いなくあると思っています。あとは、早い段階でNSAIDsで誤魔化していたことに気付けていたらなぁ!という、「たら、れば」が家族としての感想です。 薬局薬剤師さんに期待したいです‼️
株式会社ユヤマ学術部 森和明(薬局情報グループ広報)
※注;写真の装置は本物ですがテスト計測しているのは筆者本人です。
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