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Patient Centered Care approach

 糖尿病のような慢性疾患を抱えながら人生を送る患者さんに対して、

患者さん自身が自分の病気を受け入れ、治療や生活習慣の改善に前向きに取り組み、

継続できるように支援するためのアプローチです。

Patient Centered Careアプローチを実践していくためには、プロフェッショナルな専

門知識に加えて、患者さん自身の気持ちや不安、背景や環境などの情報を把握できる

ことが重要です。また、アクセスが容易で相談しやすい環境である薬局の特性を生か

し、短時間でも患者さんと信頼関係を構築できるスキルも必要となってきます。

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Patient Centered Care approach構成する項目

専門知識

・臨床知識

・薬物療法

・食事療法

・運動療法

・情報収集、選別と整理、ストック、活用方法

患者さん自身の情報

  • 生活環境(仕事、家族、食事、趣味など)

  • 価値観

  • 服薬状況

  • 病歴(本人、家族歴)

  • 気持、感情、受け入れの変化や推移

 

患者さんを取り巻く環境情報

  • 健康情報(サプリ、食事、運動、続けるコツなど)

  • 地域情報

 

アプローチ・スキル

  • 支援型アプローチ

  • 変化ステージ(行動変容モデル)

  • 性格タイプ

  • ナッジを使った情報提供

  • 対話が深まる質問力

  • ポジティブチェンジ(モチベーションアップ)

  • 納得できる説明力

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Patient Centered Care approach研修とは

日本で最初の薬局での糖尿病患者へのランダム化比較試験:COMPASS研究のために開発された手法:「薬局での動機付け面接」をベースに、京都医療センター予防医学研究室、京都大学健康情報学、アルバータ大学EPICOREセンターで研究されてきた結果を統合しました。

Patient Centered Careアプローチを実践できるようになるための“専門知識”、“アプローチスキル”、“薬剤師自身のマインド”を支える理論と考え方を組み合わせた内容となっています。薬局での実践的なケースに当てはめながら、毎回異なるテーマとアプローチ法で、約6時間で学べるコースです。

研修日程とテーマ:

<2019年>

・7月14日(日)「糖尿病患者さんと変化ステージ(行動変容モデル)」

・8月18日(日)「糖尿病患者さんと性格タイプ」

・10月 6日(日)「生活習慣病の患者さんとナッジを使った情報提供」

・11月24日(日)「糖尿病患者さんとカーボカウント」

<2020年>

・2月 2日(日)「糖尿病患者さんと運動支援」

講 師:岡田 浩

時 間:9:30〜16:30 (受付は9:00から)

会 場:CIVI研修センター新大阪東

費 用:5,000円(税込)当日払い

申し込み方法:

1.「お申し込みはこちら」から希望研修を選択し必要事項を入力する

2.申し込み受付メールが届きます

3.内容を確認の上、メールのプリントを当日持参する

なお、公開コースを3つ受講していただいた時点でPatient Centered Careアプローチ認定カードを差し上げます。認定後、ご希望の方には、エンパワーメントアプローチの実践や研究に取り組んでいる“3☆ファーマシスト”のグループにもご招待いたします。

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